ART FOR HUMANITY
人権ミュージアムプロジェクト・KAETSU ARIAKE
今学期、正義について学んできた新クラス。EduArtと共に「正義」から「人権」に視点を広げ、「人権」をテーマに7つのグループに分かれてインスタレーションアート作品に取り組み、発表の場として「人権ミュージアム」を作り上げました。
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DAY 1 DIALOGUE
「世界人権宣言」を皆でひも解き、そこから見える世界について対話。
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DAY 2 CREATION
7チームに分かれ、「世界人権宣言」から1つ選んだ条文を基にインスタレーションアートを制作。
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DAY 3 PRESENTATION
テーマとなる条文に関連する過去の事例、史実、自分の体験、アーティストステートメントを発表。














GROUP 1










GROUP 2








GROUP 3











GROUP 4












GROUP 5











GROUP 6












GROUP 7










ART FOR HUMANITY
3年A組 展覧会 人権ミュージアム
01
<すべての人は、生まれながらにして自由で平等な尊厳と権利を持つ>
02
<すべての人は、性別、肌の色、言語、宗教、国籍、貧富の差によって差別されるべきではない>
03
04
05
『潜在』 K.H, M.I, T.S, S.M, S.S
差別は、人間が人間である限り存在し、人間が人間であることで解決への道を開くことができる ーS.M
<小さな子供から高齢者まで、人はみな自由に、安心して生きていける権利を持っている>
<人は、奴隷のように働かされてはならない>
<すべての人は、いじめや、拷問、ひどい仕打ちによって恥ずかしめられるべきではない>
『権力者のコレクション』A.F, S.K, M.O, M.H, K.I
By engaging with past injustices, we aim to inspire dialogue and ollectively strive towards a future where abuses of power are never repeated, fostering a more just and compassionate world.
—I.K
僻地、濃霧の中、そこに佇むのは鳥籠か。羽を失った小鳥は人間によって蹂躙され、冷たい鉄格子のなかで空を再び羽ばたく夢とともに朽ちていく。
ーS.K
06
<人はみな、誰でも、いつでも、どこであっても、人として生きる権利を持つ>
07
<すべての人は、法の下において平等である>
08
<人はみな、法律に守られて生きる権利がある>
09
<すべての人は、不当に逮捕したり投獄したりされるべきではない>
『選択』Y.T, R.W, E.T, A.M, S.Y
作品材料は「衣服」。
今回の作品では「濡れ衣を着せる」という慣用句を通じて、世界人権宣言9条に関連する「冤罪」を表現した。濡れたワイシャツは「濡れ衣を着せられた」人間、蒸発してゆく水は自身を批判した世間が自分を簡単に忘れてゆくことを表す。
だが、かけられた水は濁っている。
人々の記憶が蒸発した後も、当事者の心身には一生の染みが残るのだ。
今、あなたの目の前には濁水の入ったスプレーが置いてある。
「スプレーをかける」という行為が何を表すのかを考え、水をかけるのか。
かけないのか。それ以外なのか。
あなたなりの「選択」をしていただきたい。ーY.T
10
<すべての人には公正な裁判を受ける権利がある>
11
<有罪が正しく証明されるその時まで、すべての人は無罪である>
12
<プライバシーの侵害とは、自分の許可なく私物や、書物、体を見られることである>
<すべての人には、国境を超えて自由に移動する権利がある。そして自国に帰る権利がある>
13
<人はみな自国において安全が担保されない場合、他の国に救いを求め逃げ行くことが出来る。>
14
『白鳥 -しろがらす-』は、自由を象徴する鳥(カラス)がその自由を奪われる様子を通じて、人間社会における束縛と解放のテーマを描いた作品である。この作品は、「自由とは何か?」「この白い鳥はどこに飛ぼうとしているのか?」「自由に飛べる先進国の鳥はどこに飛ぼうとしているのか?」という根本的な問いを具現化している。ーT.O
『白鳥 -しろがらす-』M.Y, S.N, K.O, T.O
15
<成人したすべての人が結婚する権利を持ち、誰も誰かにそれを強いることは出来ない。また、結婚において両名は常に平等である>
<すべての人は、国籍を持つ権利を有する>
16
17
<すべての人は自分自身の財産を持つ権利がある>
18
<人にはみな、信じたいことを自由に信じ、信仰を実践したりしない自由があり、かついつでも信念を変える権利がある>
19
<すべての人が自由に意見を言い、また創作を行う権利を持つ。そして自由に国を越えて、誰とでもシェアすることが出来る>
『平等と対等』A.O, Y.K, K.E, Y.G, H.M
この作品は人権宣言の19条の「表現の自由」を「言論の自由」と解釈し、現代の言論の不平等を風刺した作品である。作品の主役となる椅子には、国際連盟の集まりをイメージした、言論の自由の「機会」と「国」を表しており、それぞれの国のあらゆる「格差」を意味付けている。平等なはずである議論の機会においての格差の原因はどこから考えられるか、「表現する」ことを認められた先に行き着く問題はどういった問題なのか、ぜひ一緒に考えてほしい。
ーA.O
20
<人は誰もが平和のうちに集会を開き、仲間を集めて団体を作る自由を持つ。 しかし、そこに所属することを誰かに強制することは出来ない>
21
<すべての成人は自分の国の政治に参加し意見を届け、自国の政府で働く権利を持つ。そして全ての国が、自由で公正な選挙を行わなければならない>
22
<すべての人は失業、病気、障害、高齢、他の何らかの理由で生活が困難な場合に国から助けを受ける権利を持つ>
23
<すべての成人には働く権利があり、その労働に対して正当な給与を受け、職場において公平かつ平等に扱われる権利がある>
<すべての人が、十分な休息の時間を持ち余暇を楽しむ権利を持つ>
24
『守るべき声』M.Y, T.I, H.D, T.Y, E.S
このテーマを選んだ理由は、現代社会における長時間労働やストレスによる過労死や自殺が多発し、休息や余暇が不足していると感じたからである。この作品を通じて、私は観客に「休息の権利」の重要性と休息や余暇を十分に得られずに多くの人が不満を抱えながら満足に生活できない現状が依然として課題である事を伝えたい。また、休息や余暇を十分に得られない者達には、その苦しみを支えてくれるルールや仲間の存在がある事を知って欲しいという思いを込めた。そして、観客が自分の働き方や生活を見直すきっかけになる事を期待する。
ーM.Y
25
<人はみな、十分な食事と安全な寝場所、そして医療を受ける権利がある>
26
<誰もが無料で、初等教育を受ける権利を持つ>
27
<すべての人が文化・芸術を楽しみ、科学の恩恵を分かちあう権利を持つ。また創作・発見したものを自身で所有する権利がある>
『剥奪』 N.H, M.K, T.Y, R.W, R.H
文化、芸術、科学は私たちの生活において非常に重要なものであり、私たち一人一人の個性やアイデンティティを形成するものである。これらに参加する権利が奪われてしまえば多様性も失われてしまうのではないか。 ーN.H
28
<私たちすべての人は、すべての人の人権が尊重される世界に生きる権利を持つ>
29
<すべての人は、自分自身の権利、そして他人の権利を守る責任を持つ>
30
<すべての人権は常にその人のものであり、それらを奪うことは誰にもできない>
解決策を見出すための対話という歩みを止めないことが未来への希望の萌芽だと気づく
正義とは何か人権とは何か。何を守り何を実現するためにあるのか。その答えを見つけることは容易ではなく、また答えが1つであるとも限りません。アートを通して一つのテーマについて考え表現することは、彼らに自己への洞察を促し、本質に対する理解を深めます。過去の事例や史実・自身の経験に照らし合わせ、互いの多様な価値観に向き合いながら思考に形を与える。3日間のプログラムを経て、抽象的な概念であった「正義」を、各々が自分の中にある根源的な価値観として捉えることができたのではないでしょうか。このプログラムで彼らが歩んだ思考の旅路は、彼らを内から支える自信となり、未来を切り拓く力となる。そう心から感じられる素晴らしい時間でした。
Special Thanks
Thanks to Yuuki for your excellent leadership as the project leader and for the poster design!
Message from EduArt
<3年A組の皆さんへ> 3日間のプログラムを通して、社会の理不尽、世界の無秩序を見つめ、自分と仲間と真剣に向き合う皆さんのひたむきな姿勢に心を打たれました。みんなの未来を応援しています!